【製図試験】2018年一級建築士「健康づくりのためのスポーツ施設」

学科を突破された方はもう製図の勉強を始めていると思います。

私はなかなか製図が通らず4回目でなんとか合格しました。

1回目から3回目まですべてランクⅡ。4回目でやっとランクⅠでした。

4回受けてみてなんとなく合格するにはどうしたらよいか分かった気がしました。

私の経験を含めて今年の課題の検証や勉強法を記しておきたいと思います。そして受験生のお役に立てればと思います。

2018年の課題は?

課題名

健康づくりのためのスポーツ施設

要求図書

  • 1階平面図・配置図(縮尺1/200)
  • 2階平面図(縮尺1/200)
  • 3階平面図(縮尺1/200)
  • 断面図(縮尺1/200)
  • 面積表
  • 計画の要点等

(注1)

  • 健康増進のためのエクササイズ等を行う温水プールのある建築物の計画

(注2)

  • パッシブデザインを積極的に取り入れた建築物の計画

(注3)

  • 建築物の外壁の開口部で延焼のおそれのある部分の位置及び防火設備等の適切な計画
  • 防火区画(面積区画、竪穴区画)等の適切な計画
  • 避難施設(直通階段の設置・直通階段に至る歩行距離、歩行経路及び重複区間の長さ、敷地内の避難上必要な通路)等の適切な計画

建築物の計画に当たっての留意事項

  • 敷地の周辺環境に配慮して計画する。
  • バリアフリー、省エネルギー、セキュリティ等に配慮して計画する。
  • 各要求室を適切にゾーニングし、明快な動線計画とする。
  • 建築物全体が、構造耐力上、安全であるとともに、経済性に配慮して計画する。
  • 構造種別に応じて架構形式及びスパン割りを適切に計画するとともに、適切な断面寸法の部材を配置する。
  • 空気調和設備、給排水衛生設備、電気設備、昇降機設備等を適切に計画する。

注意事項

「試験問題」及び上記の「要求図書」、「建築物の計画に当たっての留意事項」を十分に読んだうえで、「設計製図の試験」に臨むようにして下さい。
なお、設計与条件に対して解答内容が不十分な場合には、「設計条件・要求図面等に対する重大な不適合」等と判断されます。

課題の印象

オリンピックも控えており、またあちこちでスポーツジムなど体を動かす施設が増えてきておりやっぱりきたなって感じがしました。
だだ、温水プール付きなのはちょっと嫌ですね。階高が高くなったり、設備計画が難しくなり、プランだけでなく設備に関する知識の習得しないといけないからです。
また、例年要求される梁伏図がなくなっています。一見梁伏図がなくなってよかったと思うかもしれませんが、梁伏図を書いたほうが小梁の位置が明確になり、断面図を書くときに書きやすいです。
代わりに法規的なことについての(注3)が書かれています。
まあこのくらいの規模であれば法的には難しいことはありません。きちんと図面に記載しておけば問題ないでしょう。

最後の「注意事項」の書き方が怖いですね。わざわざ問題分を十分読んだうえでって書いてあります。これは少しでも逸脱した場合は即アウトということを言っているのかもしれませんね。

勉強の仕方(大前提)

まず大前提としてどこかの資格の学校へ通う。製図は独学では無理だと思います。通ったほうが効率的です。時間を買うと思って通いましょう。

それと地方の方は学校に入る前に先生がどんな方かよく聞いてみましょう。地方で製図を教えることができる先生はあまりいません。いい加減な先生の授業を受けるほどお金と時間の無駄なことはありません。見極め方は前年度の合格者数、先生の講師年数、社員の対応・やる気などです。いい先生や社員に当たると毎回通うのが少し楽しくなり、また頑張らなけらばならないという気にさせてくれます。あまりいい先生ではないと思ったら思い切って大都市の学校まで通ったほうがいいと思います。その方が結果として合格しやすいです。

なぜここまで言うかというと、私が失敗したと思ったからです(苦笑)
近いからというだけで決めてしまうと本当にすべてが無駄になってしまいます。
十分に気をつけましょう!

勉強の仕方(エスキス)

私は落ちた3回とも間違ったエスキスをしていたと思いました。

このあたりに大きな部屋がきて、その横に関連する室がきて、もちろん眺望や動線も考慮してと大体の位置を丸を書いてエスキスしていました。

学校でもこんな感じで教えられますがここで一つポイントがあります。それはこの時点でスケール感をもってエスキスをするということです。私は適当な大きさの丸を書いていたので室が収まらなかったり、階の面積バランスもとれず結果的にめちゃくちゃなものが出来上がってました。

できる人は言われなくてもこのことを無意識にできています。エスキスが苦手な方はまずはこれを念頭においてやってみましょう。試験用語でうまくできたことをは「まると」言いますが、まはる回数が上がってきます。

勉強の仕方(プランニング)

だいたいのエスキスができたらいよいよプランニングをします。この際重要なのは大きな空間に合わせてスパン割を考えること。ここを落とさなければ何とか全ての室は収まります。(いいプランかどうかは置いといて)

具体的なプランニングの方法としては、室を配置したらまず廊下を通してみる。そうすると空いたところに空間ができ室が配置できるようになります。これは練習したら簡単にできるようになります。やってみてください。

勉強の仕方(計画の要点)

1/400のプランが書けたら計画の要点を書いていきます。これは例文を覚えるしかありません。書いて書いて自分でチェックし、先生からのチェックバックを受ける。近道はありません。

一つ見栄えをよくする方法としては、クルトガのシャーペンを使うことです。私はここだけペンを持ち替えて書きました。10問全部書くと線の太さが均一できれいな仕上がりになり、採点者に出来てそうなイメージを与えることができると思います。

勉強の仕方(作図)

この試験で一番大事なのはエスキスだと言われますが、私はもっと作図に力を入れるべきだと思いました。というのも3回目の試験ではエスキスはある程度でき、たぶん合格するだろうと思っていました。しかし、結果は不合格。プランは良くても図面等の見た目が良くなかったからだと思います。最終的に提出するのは「計画の要点」と「図面」です。この見た目を少しでも良くすることがとても大事だと思います。見た目、印象が良く大きなミスがなければ、採点者も人間なので甘くならざるを得ないのでしょう。

早くきれいに書くコツは、無駄な補助線を極力書かず、一発書き(はじめから実線で書く)をすることです。スピードが上がるため、時間に余裕ができ結果きれいに書こうという気になります。

その他には、図面に言葉を書き込むこと。計画の要点と整合しやすいように言葉を書きましょう。学校ではあまりこのよなことは教えてくれませんが、多少変なプランでも文字を書くだけで説得力が増します。

まとめ

簡単ですが私が実践した方法を書いてみました。

エスキスも大事ですが、採点されるのは「計画の要点」と「図面」です。

この二つをいかに整合させ、きれいに見せれるかが大事だと思います。

簡単にできるところもあるのでお試しあれ。

 

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